雨の中

卒業式でした。
思い出したんだけど入学式も雨だったような気がする。
始まりも雨、終わりも雨。
でも雨は好きだからいいんだけどね。
音を聞いてるだけでも楽しいし
雨に濡れるのもなぜか好きなんだ。

もぅ社会に出ているからなのかな？
卒業式がただの式典に見えてほとんど寝てた。
泣いてる子もいてなんで！？って思ったけど可愛いなぁって思った。
私も最後の最後には別れがたくて写真撮ろう！！って友達に言ったのにあいつら変にいきがってバッッッカのり悪くて最悪だった。彼氏に会うので頭がいっぱいなのも分かるけどあぁ( ゜Д゜)って感じ？
まぁ私もショウと遊ぶ約束してたからどーでもよかったけど。
正直。花束抱えて泣きながら写真とってる子らが羨ましかった。

ショウともちょっと喧嘩？
じゃないけどあんまりいい感じとはいえない雰囲気で嫌だった。
私から誤るべきなのかな？
でもなんだかよく分からないからそのままにして会った時の感じで決めよう。
ショウとはノブのようになりたくないのに…。
沈黙のままショウと帰りながら「私って恋愛に向かない性格なのかな？」って思った。

テツを覚えているかな？
彼から一度遊びに行こうと誘われたのだ。
でもショウが悲しむと思って断った。
あいつは性格歪んでるからもう二度と誘わることはないなって思って悲しくなったのが正直な気持ちだった。
卒業式までの待ち時間、2人で話すことができてテツにまた誘われた。
でもショウと遊ぶ約束してあったからまた断って「今度私免許とれるし車もあるから、どっか行こうよ？」と言っていた。今日で最後でもう会えなくなるかもしれないテツの存在がすごく惜しくなったから繋がりをもちたかった。
テツは今まで見たこともないぐらいの笑顔で「どこに？」って言ってくれて嬉しかった。
そして、テツとしゃべりながらも卒業式が始まる最後まで、ショウという彼氏がいる。と言えなかった私は卑怯者だなって思った。

そしてショウと帰りながら私はこう思っていたのだ。
テツを選んでいたならば、楽しかったのだろうか？

約半年間、私の全てをかけて愛したノブ。
その半年間、ずっと支えてくれたショウ。
二年間、思いも伝えられず友達でいることを選んだテツ。

私がもっとも好きなのは誰？
それとも誰も好きじゃないのだろうか？